毎年の決算変更届における工事経歴書の重要性
こんにちは。今日は建設業許可を取得した後の毎年の決算後の建設業の決算変更届の重要性について解説します。
ズバリ、毎年の決算変更届で最も重要な書類は工事経歴書です。この工事経歴書は取得している工事業種の他、「その他工事」として許可を取得していない業種の工事の実績を記載することもできます。
もちろん、やってもいない工事の実績を掲載することは絶対にダメですが、
今やっている工事の関連で他の業種の工事も付随してやっている場合もあるかと思います。
500万円未満の軽微な工事ならば、許可取得済の業種の工事でなくとも受注はできます。
これを徹底活用することで、現場に貴社社内の常勤役員や常勤社員を配置して
その方を主任技術者として経験を積ませることができます。
採用時から計画的に、年単位で現場での実務経験を積ませ、毎決算期末の建設業の決算変更届
で届出を出しておけば、その工事業種の実務経験を持つ人材育成ができます。
これをもって、資格や学歴によっては、3年~5年で新たな業種追加にもつなげることができます。
工事経歴書に次ぐ重要な書類は「直前3年の各事業年度における工事施工金額」という書類
になり、経営事項審査や公共入札等の際に工事実績の完成工事高を参照や確認するのに必要な
書類となりますが、これはまたの機会に解説します。